塗装の寿命ってどれくらい?
塗装の寿命は、様々な使用状況などもあり一概には言えない部分もあるのですが一般的には「塗料の種類」によって変わってきます。
外壁塗装などの、家の塗り替えにおいて一般的な塗料を大きく分けると
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
上記、3種類に分類することができます。
また、それらが2種類に分類されます。
A、溶剤系塗料溶剤系塗料(工場生産によりシンナーで希釈されている塗料)
B、水性塗料(工場生産により水で希釈されている塗料)
基本的に溶剤系塗料(シンナーで希釈する塗料)の方が寿命は長いとされていますが使用状況や、その他の条件により異なるケースもあります。
溶剤系塗料のおおまかな寿命は、
- ウレタン塗料で寿命で、約5年~8年位
- シリコン塗料の寿命で、約8年~12年位
- フッ素塗料の寿命で、10年~15年位
これが一般的な塗料の寿命です。
木の塗装は、なぜすぐはがれるの?
木は水分を含んでおり、気候や季節、温度・湿気などで呼吸をするように絶えず伸縮、膨張を繰り返します。
その変化に、表面の塗装膜がついていけずにひび割れがおこり、やがて剥がれます。
しかし、木部への塗装でも剥がれにくく、耐久性にすぐれた塗料もあります。
シンナーで希釈するのではなく、ボイル油を使用して希釈します。
※ボイル油とは、加熱した乾性油、または半乾性油に空気を吹き込みドライヤーを添加し、その結果得られたオイルのことをボイル油といいます。
一般の塗料と比較して、乾燥に時間を要するという難点もありますが、乾燥が遅い事で木部に塗料が浸透し、ひび割れがおこりにくい状況をつくりだします。