色選びのポイント
ポイント1
面積対比を考慮する
色の面積の大小によって起こる対比現象で、小さい色見本で、好みの色を選んで実際に外壁にその色を塗装してみると、色見本で選んだ色より、明るく見えてしまうという現象です。
明るい色は、より明るく鮮やかに見え、反対に暗い色はより暗く感じられます。
したがって塗装の色などを決める場合は、色見本等の色よりも、淡彩色は若干濃い目の色を濃色は若干薄めの色を選んだほうが良いでしょう。
ポイント2
膨張色と収縮色の効果を利用する
塗装をする色によっては、建物全体が大きく見えたり、小さく見えたりする場合があります。
暖色系の色や明度や彩度の高いものは、膨張色といい建物全体が大きく明るく見える傾向にあります。
寒色系の色や明度や彩度の低いものは収縮色として、建物全体が引締まった感じでシャープな見栄えになります。
例えば、近隣の建物が暗い感じだとしたら、膨張色系の明るい色にして明るく目立たせるといった効果を利用すると良いでしょう。
ポイント3
壁面からの日射熱流入防止
塗装の色によっては、夏期の壁面から流入する日射熱を軽減し冷房負荷を軽減させるといった効果を得られる場合もあります。
例えば、夏期の日射が強いときに、自動車のボンネットに手で触れた際、黒い自動車は、とても熱くなっているにもかかわらず、白い自動車は、それほど熱くなっていないというように、建物でも同じ現象が起こります。
特に明るめの色系の塗装は、日射熱を吸収しにくい為、外壁面からの日射熱流入防止になり、夏期の冷房負荷の低減も図れますので、環境負荷低減にもなります。
色選びに関してもご相談下さい
色の選定に関しましては、色見本帳や塗料メーカーのカタログなどをお持ちしてお客様と納得いくまで、打合せを致します。
<色見本の一例> この他にも多数の色見本をご用意しております。